本試験での得点戦略です。
社労士試験は、選択式、択一式選択すべての科目で、かつ総合点でも基準点があります。
その基準点の関門数は合計17カ所。
捨て科目を作ることができず、全ての科目で基準点を超える実力を身につけなければなりません。
これが社会保険労務士試験の難易度が高い最大の要因です。
そう考えると得点戦略なんて無意味と思われるのですが、私はある科目をほとんど捨てました。
私の得点戦略を書いていきます。
私の得点戦略
選択式
選択式は総得点で落ちることはまずないでしょう。
問題は科目の2点基準点割れです。
選択式に得点戦略なんてありません。
なんとしても全科目3点以上取る
もはや当たり前すぎて申し訳ないのですが、もうこれ以外に言えることはありません。
まぁこれがめちゃくちゃ難しいんですけどね・・・
択一式
択一式について、全科目7割を目標にすることが多いと思いますが、私は一般常識は基準点割れ回避ぎりぎりの4点に目標を設定していました。
■労安:7(労基:6 安衛:1)
■労災:7(労災:4 徴収:3)
■雇用:7(雇用:4 徴収:3)
■一般:4
■健保:7
■厚年:7
■国年:7
合計:46点
この配分での得点を目標にしました。
なんか当たり前のこと書いてるようですが、赤字部分がポイントです。
主要科目
主要教科は平均して7点は取れるようになる手応えを感じていました。
7点取るというよりは、3点は落とせるという認識にしていました。
徴収法
徴収法は満点6点狙いです。最低でも5点です。
労基、労災、雇用で満点の7点取るのは難しいですが、徴収満点は取れます。
論点が少ないので、労基、労災、雇用にかける時間の半分で満点狙えます。
本当に徴収法はコスパ最強です。これは絶対に狙いましょう。
一般常識
一般常識は基準点割れ回避の4点を目標に設定しました。
本当にこの科目だけは、範囲は膨大でやることも絞りにくい、やっても点数につながりくい、なのに時間がとられる、と、本当にやってて一番きつい科目でした。
とはいえ、やらないわけにいかない。
この科目に自信を持つことは無理でしょう。
自信の持てない教科で7点の目標を持つのはきついので、目標を大幅に下げました。
それが基準点割れ回避の最低点4点
主要教科全てで何としても7点以上取ってカバーするという狙いです。
不安でしかない一般常識が4点でも、他でカバーし総得点目標46点で乗り切るという戦略を立ててからはかなり気持ちに余裕ができました。
私の捨てた科目
ほとんど勉強せずに捨てた科目があります。それは
労働安全衛生法です。
安衛法の裏技
安衛法については、正直ほとんど捨てました。
というのは、安衛法は労働基準法で点が取れていれば、選択、択一ともに0点でも基準点割れに合わないのです。
いや、労働基準法で高得点取るのが難しいんだよって話もあるのですが。笑
捨てたと言ってますが、正確には山を張ったところだけ完璧に押さえて勉強時間はかなり少なくしました。
抑えたところ
- 健康診断に関する部分
- 過労死基準、認定周辺
捨てたところ
- 上記以外全部(笑)
安全管理体制、危険機械とかまったく覚えてません。
割切ってバッサリ捨てたので、出題されても「はいはい、わかりません」って感じで飛ばしました。
山張った部分だけで選択、択一ともに1点だけ取れれば御の字って思ってました。
で、実際に全ての模試で選択、択一ともに1点取れてたので、なんか変な自信を持ってました。
安衛捨てても動じない俺かっこいい、みたいな。笑
サブ科目のコスパ
徴収法
徴収法はもう究極のコスパです。
配点も6点と多いのに論点少ない。故にかける時間も少なく満点狙える。
安衛法
安衛法よ、お前はコスパ最悪だ。
しかも選択式で2点も出るとか、たちが悪すぎるんだよ。
ただし、安衛法の唯一いい点は、覚えれば絶対に取れる科目ということです。
ですが、覚える量と配点が全く見合ってないコスパ最悪ク●ヤローなので、それなら安衛法にかける時間を労働基準法にまわす、と決断しました。
予備校は絶対に言わない
安衛法捨てていいなんて、予備校は絶対に言いません。
だって責任取れないもんね。
そりゃ、1%でも合格の可能性高めるために、コスパ最悪でもやれっていいますわな。
ただ、私はどうしてもコスパ悪いことに取組むのが嫌だったんですよ。
最初は真面目に安衛法もやろうとしたんですけど、本当に安衛法やり始めるとめちゃくちゃやる気なくなって、他の教科もどうでもよくなる感覚があったんですよ。
そこで切り替えて
「もういいいや!安衛法0点でも労働基準法で満点取りまーす!うっひょー!!」
というおかしな方向に突っ走り、模試でもなぜか痛い目にあわなかったのでやりきったんですよね。
まぁ、こんなやり方他人様には全くおすすめできないんですけどね。
得点戦略はいるの?
さぁここまで2000字も書いてきて、ここで元も子もない見出しです。笑
正直なところ、得点戦略なんて「全科目取れるだけ取る」というのが当たり前なんですが、この得点配分を決めたのは、最後にやる勉強時間の配分を決めるため、というところが大きいですね。
苦手科目に比重を置くのを最優先に、ただし、苦手だからといって勉強時間と配点が比例しないところは優先度下げる、という感じです。
まとめ
この戦略がハマったのかどうかは、後日の記事にしてますのでご覧ください。
ここまでが7月末まで、勉強時間累計770時間でやったことです。
インプットの完了、模試受けまくって決めた本試験での時間配分、解答順序、得点戦略。
これらをさらに磨くため、超直前期、追込みの8月。
次回は8月前半の振返りを書きたいと思います。
それでは。