みんな大好きお金の話第二弾です。
今回は社労士事務所を開業するまでにかかった費用について書いていきます。
士業の開業費用
一般的には士業の開業費用は安いといわれてます。
まぁ何か仕入れたり、在庫抱えたりとかしなくていいですからね。
言ってみるなら自身の知識が商品です。
商品価値を高めるために、ひたすらに勉強は続けなければなりません。
話がややそれましたが、私が実際に開業にかかった費用を全公開、フルオープン、ノーモザイク無修正でお届けします。
こんな恥部を晒すのは、これから開業される未来の社労士の参考になればいいなって純粋な思いからなんだからねっ!エッヘン
①絶対に必要な費用
開業=社労士登録です。
登録しないと社労士を名乗れず、社労士業務をできません。
そのため、登録にかかるこの費用は必須です。
事務指定講習:77,000円
全国共通価格。実務経験2年あれば不要。
登録料:30,000円
全国共通。
登録免許税:30,000円
全国共通。収入印紙で支払う。
入会金:100,000円
都道府県により異なる。東京さんは安くええですねぇ!!
特別会費:30,000円
初回のみかかる。たぶん京都だけ。チッ
政治連盟年会費:6,000円
都道府県により異なる。支払いは任意ですが、波風立てたくないなら大人しく払いましょう。
証明写真2枚:880円
もっと安いところあると思います。
住民票:350円
自治体によって異なる。
社労士バッジ:8,920円
購入は任意。もらえる都道府県もあるとかないとか。
ってか、バッジはくれよ。
合計:299,150円
ここで削れる費用があるなら、経験者なら事務指定講習、あとはバッジ代くらいですね。
都道府県により異なる
都道府県会によって費用は異なります。だいたいどこでもこれくらいかかると思いますが、京都は入会金高め、特別会費があるので高くついたな、と思います。
東京に比べて80,000円高いですね。
他の都道府県と比べても安くなるわけではないので意味はありませんが、開業の何かと物入りな時期に80,000円の差は正直大きいですよね。
②事務所と作業環境
事務所初期費用:46,200円
シェアオフィスです。詳細は別記事にしています。
【事務所】社労士で開業するのに事務所は必要か【自宅】 – 疋田社会保険労務士事務所
パソコン周辺機器:40,999円
PCは持ってたもの使ったので買ってません。フルスペックのsurface pro6です。ドヤッ
Hub、キーボード、マウス、ケーブル等 一番贅沢したところ。
固定電話:4,400円
これは工事費で、月額は追加番号+転送電話の660円です。詳細は別記事にしてます。
固定電話は開業にあたって必要か – 疋田社会保険労務士事務所
インターネットFAX:10,450円
これは年間利用料一括払いの金額です。 詳細は別記事にしてます。
合計:102,049円
贅沢したのはパソコン周辺機器ですね。
パソコンのスペックで作業効率は本当に変わるので、ここは贅沢しました。
というより、こういった生産性向上するものには私はお金を惜しまず突っ込む性格です。
③営業準備費用
ロゴと名刺デザイン:33,000円
クラウドワークスです。
名刺印刷:2,440円
とりあえず500枚。
サーバー:13,200円
エックスサーバー年会費です。
はてなブログ:8,434円
このブログの年会費です。
※2022年追記 HP開設に伴い現在はありません。
ドメイン:380円
年会費です。ドメインはだいたいどこも1年目だけ安いよね。
会計システム:11,760円
年会費です。もともと使ってたマネーフォワードの追加アカウント。
印鑑:6,980円
丸印、角印と買いました。
開業前に準備したのはこの2つだけです。
他にも必要な印があるのですが、それは後日別記事にします。
合計:76,194円
事務所案内作りますか?
個人的にはいらないと思ったので作ってません。
最近は新規訪問の事業所さんに行く時は、やっぱりあったほうが便利だろうなぁと思うことはあります。
ですが、私の営業の師匠曰く「弱い営業ほど必要以上にツールやチラシに頼る。最悪名刺があれば営業できる」とのことなので、まだしばらくはいいかなと思ってます。
④自己満足費用
オーダースーツ:49,500円
自己満足としての自分への開業祝いです。まぁこれはいらないですけど、形から入る私には必須なんですよね。
合計:49,500円
全てまとめると
総合計:526,893円
となります。
開業費50万弱と考えると、他の事業に比べてありえないレベルで安いですよね。
節約できるもの
入会金は都道府県によって異なります。
次に事務所ですね。はっきりいって開業当初から事務所を借りるのは、かなりの贅沢だと思います。スーツについても贅沢してますね。
最後に固定電話とバッチですかね。あればいいですが、なくても平気です。
この辺を削って節約すれば30万円台での開業も可能だと思います。
払えるもんは最初に払ってしまう
ちなみに、私は何の売上見込みもなく開業してます。
そのため、最初の3ヶ月は最悪売上0円で事業計画立ててます。
3ヶ月売上0円かもしれないのに、事務所借りて固定費で家賃が発生するという状況です。
最初のお金があるうちに(いや、そんなお金持ってないけど)払えるものは払ってしまいたかったのです。
例えば、インターネットFAX、サーバー、ブログ、会計システムは月額払いも可能ですが、年会費一括で払うことで、安くなる割引がありました。
そういった割引は全て利用したので、初期費用高くついても、ランニングコストが安くなるようにしました。
収入なしの支出ありって、すごくメンタルによくないですからね。
業務システムについて
労務管理システム、勤怠管理システム、給与計算システムなど。
開業時点で顧客もなく、売上げの見込みもないので申込みをしていません。
顧客いないのに業務システム必要ないですよね。顧問契約が決まってからで十分です。
顧問契約を獲得するために業務システムは必須!とか言って、まだ顧問契約1件もないのに業務システム入れるのははっきり言ってかなりの無駄です。
顧問契約を取るために先に業務システムが必用と思ってるなら、ちょっとコスト感覚がズレていると思いますね。
顧問契約があるから業務システムが必要になるのです。
顧問契約取るために業務システムが必用なのではありません。
この因果関係がおかしい人結構います。
まだ顧問先が1件もなく一切使わないのに月何万円もする業務システム導入する潤沢な資金があるならいいと思いますが。
あっ、ちょっと毒はいてましたね。笑
先生先生とシステム会社におだてられてまだ使わないのに導入している方、それはいわゆる一種のひよこ狩りですのでお気をつけて。
まとめ
総合計:526,893円です。
一般的な起業に比べると、比較にならないくらい安く抑えられています。
これらはあくまで開業までにかかった費用ですので、社労士向けシステムや電子証明、賠償責任保険などの開業後にかかる費用は別記事にしようと思います。
皆さんはどうだったでしょうか。
コメント欄で教えていただけると幸いです。
それでは。