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固定電話記事が意外に好評だったので、続編になります。
今回はFAXについてです。FAXは必要か否か、NTT出身の私がお答えいたしましょう。
FAXは必要か
今回も結論から行きましょう。
必要です。
あるに越したことはありません。
ただ、なくても大丈夫といえば大丈夫なんですけどね。
それでは具体的に。
K野大臣でもなくせなかった
押印廃止や算定基礎の頭紙がなくなるなど、本当に行政手続きの簡素化に剛腕を奮ったあのK野大臣も「FAX廃止」はできなかったのです。
出来なかった理由は官庁からの猛反対。
で、反対するということは、FAXを使っているということです。
そうです、役所はいまだにめちゃくちゃFAX使うんです。
役所とのやり取り
社労士をするなら、労働局、労働基準監督署、ハローワーク、年金事務所といわゆる役所の窓口の職員さんとやり取りが多々あります。
この窓口の職員さん、一人ひとりメールアドレス持ってないんですよね。
なので、書類のやり取りに「FAX送ってください」と当たり前に言われます。
そういわれる度に「メールじゃダメですか?」と必ず確認しますが、メールで対応してもらえたことは一度もありません。
えぇ、ただの一度としてありません。
お客様でもいる
役所の話を具体例として上げましたが、お客様でもいらっしゃいます。
書面のやり取りがすべてFAXの方が。。。
役所には毎度強気に「メールじゃダメですか?」なんて聞く私ですが、お客さまに言われれば
「はい、喜んで!!」とFAXを送っております。
正直なところ
私はFAX廃止論者です。
もうその役目は終えた、代替手段も十分普及してる、もうFAXはいらないでしょ、と考えています。その状況を鑑みて
「当事務所はFAXを廃止しました。」
このように宣言し、役所にもお客様にも強気で言えればいいんですが、私のような小童ではまだそんな強気な宣言ができません。
役所、お客様のご要望には従うままでございます。
そのため、しばらくは使えるようにはしております。
とはいえ、ほとんど使わない
FAXが必要な理由は、上述の通り、FAXでのやり取りしかできない時があるためです。
ですが、ほとんど使いません。私の場合、その頻度は月に2~3回です。
そして、FAXは非常にめんどくさいのです。
FAXがめんどくさい理由
FAXは本当に工程数が多いんですよ。
- プリントアウトする
- FAX機の前まで行って送信作業
- 到着確認の連絡を入れる(もうやってないところもありますよね)
- 受信の場合は、データが紙でしか残らない
この工程、メールに添付しての送受信なら全部不要なんですよ。
まぁこの工程を省けるように設定できるFAXもあるんですが、私はそもそも開業時にFAX機(複合機)を買う気はなかったんですね。
そもそも使用頻度少ないだろうし、そのために、FAX用回線を引いたり、FAX機(複合機)を買ったりするのは非常にもったいないのです。
※仮にFAX機を買うなら、絶対にプリンター、コピー、スキャンもできる複合機にしましょう。
私が開業時、なんかいいサービスないかなと色々探しいきついた結論がこれです。
インターネットFAX
このサービスはすごい端的に言うと、FAXをメールのように扱えるサービスです。
メリット
- PC、スマホアプリから送信可能なので、プリントアウトして送信する必要がない
- 受信データはPC、スマホで確認→FAX機が不要、無駄な印刷コストもかからない
- 受信をメール、スマホアプリに通知→内容を外出先でも即確認可能
まぁメールの送受信先がメールアドレスではなく、FAX番号に変わったってだけの感じです、非常に使い勝手がいいです。正直このMessage+でのやりとりはFAXでのやり取りをしているという感じはほとんどないですね。
料金は年間一括で10,450円(月額換算871円)で受信はすべて無料、3,000円分の送信料込です。
自分でFAX回線引いて、FAX機(複合機)用意して、ってことを考えればめちゃくちゃ安いですよね。
デメリット
- FAX番号が050のIP電話番号
- 使用料金が従量課金ではなくポイント制
FAX番号が市外局番でなく、050から始まるので慣れない方からは「FAX番号あってますか?」と聞かれることもあります。
また、3000円分の送信料がついてますが、使い切った場合は、使った分だけ支払う従量課金ではなく、まとめて送信料用のポイントを買う必要があります。あんまり送らないFAXの送信料をポイント前払いで払うのってなんかいい気がしないよね。
メリットデメリット踏まえて
正直なところ、FAX要らないと言い切りたいのですが、なくて困ることがある以上は必要です。
ですが、頻繁に使うことないので、最低限の機能、最低限の料金でと考えれば、インターネットFAXの【Message+】 が最適解だと思います。
年額払いすれば、月額換算871円なので、必要経費と思いましょう。
ただし、いつか必ず
「当事務所はFAXを廃止しました。」
と、声高らかに宣言することここにお誓い申しあげます。
まとめ
今やLINE、Slack、Chatworkなどのチャットツールの普及により、メールももういらないじゃない?という空気を感じることがあります。
そんな状況でまだFAX要るん?
と心の底から思うのですが、代替手段が普及しても、元々普及していたものを完全になくすのは、それはそれで非常に難しいんですよね。
メールがなかった時代、FAXは神扱いされるツールでそれはそれは感謝されていたのですから。
時代の移り変わりとともに技術は進歩していきます。
本当にFAXを廃止することができるとすれば、行政改革に剛腕を奮える大臣ではなく、サービス提供会社のNTTが旧技術である「FAXのサービス提供終了のお知らせ」を出すときなのでしょうね。
あっ、それなら一生来ないですね。
それでは。